妊娠中の女性の体にはさまざまな変化が起こりますが、
よく心配される声をきくのが妊娠線についてです。
跡が残ったらどうしよう?とか…
結局何をしたら妊娠線を防げるの?とか…
実は、妊娠線はケア次第で発生を防ぐことが可能です。
この記事では、妊娠線ができる原因とその予防策をご紹介します。
この記事を読むとわかること
- 妊娠線はお腹の下以外にもできるのか?
- 妊娠線はなぜできるのか?
- 妊娠線の予防方法とは?
妊娠線はお腹の下にだけできるものではない
妊娠線ができるのはお腹の下だけではありません。
妊娠すると、出産のために体型が変わることが多いので、
太ももやおしり、胸にも妊娠線ができることがあります。
どこにできるかは個人差がありますが、
妊娠線ができる原因はお腹の下にできる理由と同じです。
妊娠線はなぜできるのか?
妊娠線はお腹の下にできやすいもので、
「線」という言葉を使っていますが、その正体は「皮膚の傷」です。
妊娠をすると赤ちゃんがいるお腹が急激に大きくなりますよね。
急に大きくなることで引っ張られた皮膚に傷がついてしまい、
表面にあらわれるもの、これが妊娠線ができる原因です。
また、実際に傷ついているのは皮膚の表面ではなく、表面の下にある真皮という部分です。
表面の皮膚よりも弾力がないので、皮膚組織が裂けてしまい、
これにより、赤紫っぽい妊娠線となってしまうのです。
また、妊娠中はホルモンバランスの影響により
日常的な生活よりも皮膚が乾燥しやすい状態となってしまうので、
妊娠線のような皮膚の断裂ができやすいともいわれています。
妊娠線はいつごろからできるのか?
個人差によるものもありますが、
お腹の下の場合、妊娠中期(5ヶ月目~)からできることが多いです。
安定期に入り、お腹が徐々に大きくなりはじめる頃だからです。
また、それまで妊娠線ができていなかった人でも、
妊娠後期(8ヶ月目~)はお腹が急激に大きくなる時期ですので、
妊娠線ができやすい時期でもあります。
妊娠線ができやすい人っているの?
妊娠線は皮膚が裂けることでできる傷ですので、
乾燥肌の人は妊娠線ができやすいといわれています。
また、意外にも経産婦の方も妊娠線はできやすいです。
一度子供を産んでいる女性は、すでに皮膚の伸びがよくなっている状態のため、
お腹が急激に大きくなりやすく、妊娠線ができやすくなっているのです。
このほかにも、体質や遺伝によりできやすい方もいらっしゃいます。
妊娠線の予防法とは?
妊娠中の女性のうち、実に半数以上の方ができてしまうといわれている妊娠線。
基本的には毎日欠かさずケアをすることで、防ぐことが可能です。
安定期に入る前の妊娠4ヶ月目くらいからケアをはじめることをおすすめします。
ただし、先ほども記載したとおり、
普段から乾燥肌の人などの妊娠線ができやすい人の場合は、
妊娠初期の2~3ヶ月前からはじめるのがおすすめです。
妊娠線予防には、次の2点が効果的ですので、ぜひ実践していきましょう。
- 保湿ケア
- 体重管理
基本は保湿をしっかり行う
妊娠線予防のケアというのは、ずばり保湿。
乾燥しがちな妊娠中の肌にしっかりと潤いを与えていきましょう。
また、妊娠線は、皮膚内部の真皮の断裂によって起こるものですので、
一般の保湿クリームではなく、妊娠線クリームを使うことを強くおすすめします。
その名のとおり、妊娠線の予防に最適な保湿クリームとなっていますので、
お腹の下はもちろん、妊娠線ができやすいといわれている場所にも
たっぷり塗っていきましょう。
お腹の中心であるおへそから外側に向けて、
手のひら全体を使ってくるくると円を描くように
妊娠線クリームをたっぷりと塗ってくださいね。
体重の変化にも気を付ける
難しいかもしれませんが、体重が急激に変化しないように気をつけることも
妊娠線を予防する大切なケアのひとつです。
特に、つわりがひどい人が安定期になって治まることで、
一気に食事量が増えてしまい、体重が急激に変化してしまいますので、
できる限りの範囲で体重管理もしていきましょう。
それでも妊娠線ができてしまったときは?
とはいえ、予防をしていても体質などの問題で妊娠線ができてしまう人もいます。
一般的に、妊娠線は一度ついてしまったら跡がずっと残ってしまうと言われていますが、
継続して保湿ケアを続けることで跡が目立たなくすることができます。
妊娠線ができてしまったからと悲観してあきらめるのではなく、
根気よく保湿ケアを続けていくことが何よりも大切です。
【まとめ】妊娠線ができるのはお腹の下だけ?原因と予防策を知ろう!
今回のまとめです。
- 妊娠線はお腹の下だけでなく、太もも・おしり・胸にもできる
- 妊娠線は乾燥や体重変化により皮膚が断裂した傷跡
- お腹の下だけでなく、太ももやおしり、胸にもできる
- 妊娠線は安定期~できる人が多い
- 乾燥肌や経産婦の女性は妊娠線ができやすい
また、妊娠線を予防するためには、
- 妊娠線クリームを使ってしっかり保湿する
- できるだけ急激に体重が増えないように管理する
- 妊娠線ができてしまっても、根気よく保湿ケアを続ける
以上のことが大切です。
妊娠中は誰もが不安になってしまいますが、
まずは日頃の体調管理が第一です。
体や、お腹の中の赤ちゃんの健康を一番に考えながら、
産後のお腹がキレイなままでいられるようにケアをしていきましょう。
この記事が、少しでも妊娠中の不安を解消できれば幸いです。